Re.Ra.Ku イトーヨーカドー大森店
「2人に1人が苦しんでいるアレルギーの仕組み」
2023.08.15 11:10
こんにちは、Re.Ra.Kuイトーヨーカドー大森店です。
近年では、日本人の2人に1人がアレルギー疾患に苦しんでいると言われています。この「アレルギー疾患」は経済成長とともに増えてきており、「現代病」の1つとして近年では大きな問題になっています。
今回からは数回にわたり、そんな「現代病」の一つであるアレルギーに目を向け、アレルギー反応が起こるメカニズムや症状、子どもから大人まであらゆるアレルギーについての正しい知識、そして上手な対策をご紹介します。
現代人のアレルギー疾患が増加している!
国立成育医療センターの調査によると、アレルギー体質の日本人は
1951~1970年生まれの人で44%であるのに対し、
1971~1980年生まれの人は88%と大幅に膨れ上がっています。
アレルギーは、本質的には私たちの体の防衛システムである「免疫」と密接に関係があります。つまり、アレルギーは「炎症反応」ですが、炎症の起こる原因は、「免疫が過剰に反応してしまうこと」にあります。
免疫は本来であれば人体に有害な物質を攻撃するために働くものですが、人体に無害な物質に対しても過剰に反応してしまうことがあります。その無害な物質への過剰な攻撃によって起こる反応が「アレルギー反応」なのです。
免疫の弱い「きれい好き」な日本人
日本人は世界的に見てもアレルギー疾患に苦しむ人が多い国です。きれいな水資源だけなら先進国では概ね整っていますが、日常生活の中に求める「キレイさの基準」が高いことで起こるという点が面白いところです。
アレルギー発症の仕組みは免疫の誤作動
IgE抗体がマスト細胞の先端にある「IgE受容体」と結合すると、マスト細胞が活性化されてヒスタミンやロイコトリエンなどの「炎症反応を加速させる物質」が放出されるのです。
このようにして免疫の誤作動が起こり、結果として無害なはずの花粉や卵白などのアレルゲンにアレルギー反応を起こしてしまうことが知られています。
要は本来体を守るために必要な機能である免疫反応が、アレルギー物質にも反応してしまう事で起こっている誤作動がアレルギーの正体です。
ストレスとアレルギー
ということで、今回はアレルギーってそもそも何?という観点で、発症の仕組みなどから紐といていきました。次回は、アレルギーの種類を大人がなりやすいもの、子供のなりやすいものに分けてお話していく予定です。