Re.Ra.Ku マロニエゲート銀座3店
私と銀座と万年筆 こみ
2019.02.09 18:07
配属のメールが届いたのは家族旅行中の船の上だった。
「お母さん!配属店舗銀座だってー!」
「凄いところじゃない!」
地方出身の私でも、さすがに銀座は知っている。
テレビでよく見るマダムがいる場所だ。(笑)
銀座の最初の記憶は、学生時代に東京観光で訪れたときのことだ。
なんとなく東京でも聞き馴染みある場所に行ってみたくて、
銀座、代官山、青山などをふらふらと散策した。
銀座の第一印象は「平坦な街だなぁ」。
中央通りは理路整然として、背が高くのっぺりしているし
街灯の形はへんてこりんだし。ここが銀座かぁ。と思った記憶がある。
最初に、銀座8丁目の資生堂ビルのギャラリーを見て
ミキモトの前を通りふと、脇道にそれて入ったのが万年筆のお店だった。
一番安いもので、3万円ほどだったと思う。場違いな服装で飛び込んだ私は
お店の人から目で追われて、物凄く居心地が悪かったのを覚えている。
最初に銀座に配属されて早うん年。
お客様おすすめのお店を教えてもらいながら、あっちこっちと楽しんでいるが、
こうして振り返ってみると、その万年筆のお店だけは、見つけられていない。
どこの角でどう曲がったのだろうか。
私が銀座を語れるのはまだまだ先のようだ。
こみなみ