10月に入って、ようやく暑さが和らいできましたが、手足の冷えやすい方にはつらい時期がやって来ますね。

そんな手足が冷たくなる原因の一つに、緊張が有ります。

緊張すると、体が生命の危機に対応しようとして、自律神経が交感神経優位な状態になります。

交感神経優位になると見られる体の変化としては…

・心拍数が上昇する。

・消化機能が抑えられる。

・皮膚表面の血管が収縮する。

・筋肉が強ばる。

・気管支が拡張する。

等が挙げられます。

極端な例ですが、皆さんも大勢の前で話をする場面や絶叫マシンに乗る時などに指先が冷たくなったり、体が強張ったりした経験が有るのではないでしょうか。

なお、これらの反応は古い時代から命を守るために培われた反応と考えられ、指先が冷たくなるのは傷を負った際の出血を抑えるため、筋肉が強ばるのは外からの刺激に素早く反応するためと考えられます。

そんな体を守るために培われた反応ですが、継続的に緊張を強いられたりすると、今度は抹消の循環の悪化に加えて、筋肉が緩みにくくなる事で抹消以外も血行不良に陥る事が心配されます。

そうならないために、自律神経が副交感神経優位になる状況を定期的に作る事がオススメです。

例えば…

・面白い作品で笑ったり、泣ける作品を見て気持ちをスッキリさせる。

・39～40℃位の少しぬるめのお湯にじっくり浸かって体を温める。(就寝1～2時間前が理想的です。)

・ゆっくりした動きで体をストレッチする。

・リラックスできるアロマを焚く。

・寝る前にはスマホ等のまぶしい明かりを避ける。

など、副交感神経優位に傾けるルーティーンを日常に取り入れてみてください。

また、定期的にご来店頂いているお客様はご存知かと思いますが、リラクゼーションサロンでお体をほぐす事も、緊張緩和効果が期待出来ますので、体が強張ってリラックス出来ないとお感じのお客様は、ぜひ当店にお立ち寄りくださいませ。