こんにちは！！リラク梅ヶ丘店です。
スタッフの大西です。

今日は私の趣味の「バンドネオン」という楽器について書きたいと思います。

バンドネオンとはアコーディオンに似た楽器で、実際アコーディオンから発展させたものです。

ドイツ発祥で教会音楽などを演奏されていたそうです。最初は教会で「オルガンを持ち運びできないか」という発想で作られました。（諸説あるかと思います）それが、様々な過程を経てアルゼンチンに運ばれ、アルゼンチンタンゴの伴奏としてまた、タンゴの演奏として欠かせない楽器となりました。

とても珍しい楽器とされています。戦争中に工場から制作の技術が持っていかれてしまったため、新しいものを作るのが困難で、ほぼほぼ第二次世界大戦前の中古品が使われている状態です。

さらに、弾くのが大変困難な楽器でもあります。基本的にボタンを押して音を出すのですが、そのボタンの位置が全く滅茶苦茶な配列です。「ドレミ・・・」と規則的に並んでいません。

さらにさらに、押したり引いたりする操作で「ド」だった音が別の音になります。

左右合わせて計７１のボタンを把握するのに、真面目にやっても1年以上かかるでしょう。（個人差あり）音階を弾くだけで、数カ月は有します。

その困難さは「悪魔の楽器」「悪魔の配列」として紹介されていることが多いです。「世界で二番目に難しい楽器」と紹介されているのを見たことがあります。1番は巨大な管楽器だったかしら？

しかし、その深い音色と素朴かつ官能的な響きは多くの人を魅了してやみません。アコーディオンが昼間のパリの公園のような陽気さなら、バンドネオンは深夜の居酒屋の憂鬱さがあります。女性に振られていつまでも酒を飲んでいる男の姿が浮かびます。

バンドネオンが使われている有名な曲はコマーシャルなどにも使われているピアソラの「リベルタンゴ」という曲ではないでしょうか。

聞いてみたら、「ああ・・・あの曲ね」となると思います。是非、YouTubeなどで検索してみてください。

お店の「スタッフ紹介」のところに「特技　バンドネオン演奏」と書かせていただいていますが、「あ、知ってる！」という方がなかなか現れません。やっぱり珍しい楽器なんだな、とあらためて思います。

さて、私がそんな楽器にどうやって出会ったのか、などはまた別の機会に書かせていただきたいです。

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